私たちについて
和スペクトは、日本中の人々や企業がグローバル化、デジタル化の時代に適応していくことを支援することに特化したコンサルティング会社です。
日本の歴史的強みは、古いものと新しいもの、日本古来のものと外国のものを融合させ、独特で強力なものに昇華する能力にあります。私たちは、日本の豊かな文化や伝統を「グローバル」、「デジタル」という文脈で再構成し、これからの時代に適合したダイナミックな企業、人財を生み出すことを目指しています。
創業の想い
日本にはユニークな歴史があり、豊かな文化があります。また時間通りに来る電車や、精巧な機械製品を作り出す真面目で責任感の強い国民性、そして「おもてなし」という言葉に代表されるホスピタリティがあります。近年それは世界の人たちにも伝わりはじめていて、海外における日本ブームはもはやトレンドと言っていいレベルに定着しています。それについてはコロナ前から続いているインバウンド観光の盛り上がりで身近に感じている人も多いかと思います。
一方でかつてJapan as No.1と言われ、2000年には2位だった一人当たりGDPはもはや30位前後まで転げ落ち、国際社会において国として完全に競争力を失ったようにも見えます。
それは企業単位で見ても同様で、かつて日系企業はバブル崩壊前の80年代後期には世界の時価総額トップランキングを独占していたのに、2023年現在ではトップ20に一社も入っておらず、将来のスター候補とも言うべきユニコーン企業の数も他の主要国に比べて大きく見劣りする状況です。
かつて輝いていたはずの日本はなぜこうなってしまったのでしょうか?私たちは、日本、そして日本人が時代にチューニングしてこなかったことが原因と考えています。 それでは日本がチューニングすべき潮流、軸とは何でしょうか?私たちは「グローバル」と「デジタル」、この2つだと考えています。 いずれもあちらこちらで耳にする言葉ですので聞き飽きているかと思いますし、何をいまさらと思うかもしれませんが、他国のやり方や海外の企業の企業と比べたときに、やはり日本はこの二つへの対応が不十分で競争力を失ってきたと思えるのです。
私たち「和スペクト」はこの状況をブレイクスルーしたいという想いから誕生した会社です。日本において「グローバル」と「デジタル」のフィールドで世界で戦える環境、組織作りや人の育成に貢献していきたいと言うのが私たちの想いです。 ただ、「グローバル」を意識しすぎて、海外をモデルにゴリゴリ変革して、日本や日本企業の良さがなくなってしまうのでは意味がない。日本には底力はあります。その底力を引き出し、この時代の大きな潮流にチューニングしていくのが私たち和スペクトのミッションだと考えます。
日本は古来から自らのこれまでのやり方に固執しすぎず、かといって自らのアイデンティティを失うことなく海外の良い視点、やり方をうまく取り入れて良いものを作り上げてきた歴史があります。今グローバル化、デジタル化が進む世界において日本や日本企業が相対的に競争力を失いつつある中で、今こそこの日本の特技を発揮するときです。 私たちの社名「和スペクト」には和(日本の良さ)を大切にしながらも海外の視点(aspect)を融合し、最高の形を創造するという意味合いを込めました。「和スペクト」として「グローバル」、「デジタル」の領域で日本を一歩でも二歩でも前に進めることに貢献できれば、これ以上のよろこびはありません。